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狭山事件手拭いの新証拠

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狭山事件の確定判決で石川一雄有罪の証拠とされる手拭いは、タオルとともに、自白を離れた客観的証拠とされている。

手拭いに関する狭山事件の新証拠

狭山事件冤罪の証明に迫る新規明白な証拠がまたひとつ明かとなった。

10月17日、弁護団は狭山事件の手拭い新証拠を東京高等裁判所に提出。

此の狭山事件の手ぬぐいなるものは、被害者の遺体が発見された時、両手を後ろ手に縛ってあったものだ。死体発掘に伴う遺留品にはほかに、タオル・荒縄・木綿の細引紐・ビニール風呂敷・玉石などがある。このうちタオルと手拭いについては、事件前に石川一雄被告が入手可能だった事が有罪認定の情況証拠となっている。

先頃開示された手拭いの捜査報告書によると、警察の捜査員が捜査段階の5月6日午後零時20分=正午20分過ぎに石川一雄方の手拭いを現認している。石川一雄方からは、逮捕前の5月11日頃にその手拭いが任意提出されている。

狭山事件確定判決に於ける手拭い

確定判決は次のようになっている。

当審(第一四回)における滝沢直人検事の証言(=二審第14回公判調書参照)によれば、手拭いは五十子米屋から被告人方へ一本配布されたが、警察では被告人方から一本回収した、ところが被告人の姉婿Iは五十子米屋から二本配布を受けたのに一本しか貰わないと主張し、被告人方の隣家のMは五十子米屋から貰っていないと主張したので、被告人方でI方かM方から都合をつけて警察へ提出したか、五月一日以前にどちらかの手拭が偶然被告人方へ紛れ込んでいたかのどちらかであると推測したというのである。ところで、被告人が家人と相謀って五月一日のアリバイ工作をした事実があること、家人も、関源三警察官が万年筆をあらかじめ勝手出入口の鴨居の上に置いておき、そこから万年筆が発見されるような工作をしたと主張していることなどを考え合わせると(後出その九参照)、手拭についても家人が工作した疑いが濃い。被告人が五十子米屋の手拭を入手し得る立場にあったことを否定する事情は認められない。

つまり当初アリバイを誤摩化したり、万年筆を関巡査部長が仕掛けたのだと主張したから、手拭いも犯行使用後に家族が入手工作をしたのだろう、と言う驚愕すべき論理を以て、被告人が五十子米屋の手拭を犯行に使用し、その後情報をテレビニュースで見てから警察への提出用に入手し得たと認定した。

手拭いの狭山事件法廷証言

狭山事件の手拭い捜査について、滝沢証人は次の通り供述していた。

実は、この点につきましてですね、まず二通りの考え方を実はしたわけですが、一つはこの手拭の捜査に、まあ私は大分あとからはいったんですが、警察がはいる前にTBSテレビがその犯行に使われたと同種類の手拭をテレビで放送をしたと、そういうことから何か手拭を配られた先が相当神経を使ったんじゃないかと、で、考えられることは、そういうことから石川が本当に家にあったものを持って行ったとすれば(任意提出の時には)石川の家にはないわけですから、あとでどこかから都合したんじゃないかという疑問がひとつと、それからもう一つは石川の家へだれかが遊びに行った時に置いて、何かの都合で石川の家に二本になっていたんじゃないかとそれをたまたま持ち出したんじゃないかと、こういうまあ二つの考えから結局これは疑問がそのまま解決できないわけでございます。

TBSの狭山事件報道

ところが、滝沢証言が言うところのTBSテレビの手拭いに関する報道は、弁護士法に基づいてTBSに照会したところ、この日のテレビ報道は、昼のニュースの午後零時直後に放映した事が明らかであり、その手拭い報道の放映後、僅か17分の間に手拭いを調達し、零時20分には刑事の訪問を受けて手拭いを提示する事は事実上不可能である。よって、石川氏が犯行に手拭いを使用してしまった後も任意提出用の手拭いを入手可能な地位にあり自白を離れた情況証拠であるとした確定判決に、合理的疑いがあると認められる。

TBSの放送の編集記録と言う書類に、放映時間が記録してある。それを見ると「米屋の配布した手拭」とあり、その右の欄に各項目の放映時間が書いてある。手拭の放送は午後零時4分30秒後に開始とも読める。そうなると石川方に刑事が手拭いの聞込みに来る迄、あともう15分半しか無い事になる。と言うか手拭いの報道を見終わったなら、刑事訪問迄はほぼ15分を切る事になる。しかし仮に17分としても、手拭いの調達時間としては短時間である事に変りは無い。しかも石川方で午後零時20分からの刑事の訪問をあらかじめ予期したり、警察から予告があったりしていた訳では勿論無い。

これが今回の弁護側新証拠の骨子だ。そしてこの件についてTBS自ら報道しているので冒頭にリンクした。が、リンク先は削除されたらしいので外した。開示証拠の目的外使用禁止に抵触したのかも知れない。と、思ったが、ユーチューブの方にあったのでそこへリンクした。しかしそれも削除されたので当該記事頁へリンクした。

それは兎も角そもそも手拭いについては、一審では情況証拠にもされていなかった上に、二審に於て証拠採用されたのは滝沢検事の手拭い捜査に関する証言だけだった=この人は検察官請求の証人。捜査報告書や任意提出書、領置調書などの書証は全然提出されていない。有罪証拠として採用する場合、本来であればそれらの捜査資料を証拠提出した上、配布された165本のうち回収された155本が本当に事件の年の正月に配布された物だったのかどうか(米屋はその年の正月に年賀用として手拭いを得意先に配布していた。前年以前の手拭いとの見分け方は、昭和38年のものは図柄に欠損がある事で判断出来た)そもそも米屋の165本と言う製作本数や配布した得意先や各本数を記したメモ自体が正しいのかどうか、その全部を厳密に一から精査しなければならなかった。しかし、それは全然為されなかった。

石川方からの手拭い任提の日が、5月11日「ごろ」などとなっている事自体がそれを如実に示している。

確定判決がこと手拭いに関して論拠としたのは上の検察官証言つまりただの推理だけだった。その内容が、開示された捜査報告書と弁護団の調査によって、崩壊した。

今迄にも既にお伝えしている通り、この間開示された手拭いの任意提出書の番号が27個も抜けていて、つまり27の手拭いが回収されたとも考えられる事が明らかになっている。配布165本と回収155本と言う証言それ自体に、合理的疑いが発生しているのだ。

再審請求審では有罪判決につき、有罪に対する合理的疑いを示せばそれによって再審開始となるべきものだ。狭山事件でも筆跡鑑定、駐車車両に関する秘密の暴露に関する捜査資料、自白殺害現場のルミノール検査の有無、腕時計のバンドの鑑定、新たな法医学鑑定等新たな証拠が他にもある。既にある証拠の精査と、更なる証拠開示により、推理に基づく有罪判決は必ずやとどめを刺される事となろう。

尚。手拭いの配布若しくは領置本数が1本から2本に変えられた形跡があり、捜査報告書が改竄された疑いもあると言う。これについてはまだ文書による情報が手もとに無いので、事態が明確になり次第報告したいと思う。

狭山事件手拭いの証拠改竄

手拭いの配布数を改竄

改竄の件は、手拭いの配布数だった。つまりこの間の証拠開示で、五十子米屋の配付先メモそのものか又はその捜査報告書が開示されていた模様。その書類を特殊撮影した結果、石川一雄氏の義兄にあたる石川仙吉氏宅への配布数が1から2に書き換えられていた。

手ぬぐいの領置数

最初1と書いたところを、別の筆記用具で2と書き換えた痕跡がある。これが何を意味するかと言えば、先の滝沢証言で、

その石川さんの奥さんのお話だと、まあ二本もらったか一本もらったかよく記憶していないと、しかし人にくれたり、使った覚えはないということで一本は提出されてましたが、一本だけ提出されてないということでございます。

とあり、つまりこの親戚の石川宅の手拭いが1本しか任提されていない、2本もらった筈だからその提出されない1本を石川一雄宅で都合して任提したのだろう、と言う推理だった。しかしそもそも親戚方では配布された手拭いは1本だったと主張していたし、文字通り悪意を持った推理に過ぎなかった事がこの改竄記録で明らかとなるのだ。

推理と言うものが、人を有罪にするためにする如何に杜撰な言動であるかを如実に示すと共に、他に何らの書証も無く、その検察官側証人の証言だけを証拠採用した判決そのものの杜撰さを示し、且つ同時に、証拠の改竄と言う悪質な権力犯罪の証拠が明らかになりつつある。

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2013/10/18
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